オーダー家具のメリットとデメリット

オーダー家具のメリットとデメリット

始めまして。
神戸ファッションマート内にあります家具屋「六森」と申します。

今回は上記の疑問にお答えします

オーダー家具は既製品と比べて、たくさんのメリットがあります。

中でも、『自分好みの家具が作れる』ということが一番のメリットです。
本記事では『オーダー家具を検討しているけど費用が高そうで躊躇している』といった方に向けて、オーダー家具のメリット、また、デメリットについて解説します。

今回は、当六森にご来店頂いたお客様からのご相談で多かった「オーダー家具のメリット、デメリット」について、わたくしマネージャーのサクラがご説明させて頂きます。

みなさんは何気なく使用している家具の使い心地でこんなことはありませんか?


「もう少しテーブルが低ければ…」
「ソファのクッションが固ければいいのに..」


多くの方はちょっと不便だ、不満だといったストレスを感じてはいるものの、どうするでもなく使い続けている方が大部分のようです。


一口に「オーダー家具」と言っても、自身の希望を図面から起こして一から製作する「フルオーダー」、既にある規格商品から自分サイズにお直しをする「セミオーダー」といろいろとあります。


「オーダー家具」と聞くと、セレブの御用達・高価といったイメージがありますので、身近なものに感じられないものと思われがちです。


本記事では、当六森で取り扱ったフルオーダーを例にして、以下の順でご説明します。

  1. オーダー家具のメリット
  2. オーダー家具のデメリット
  3. オーダー家具の価格について


この記事を読み終えると六森での「オーダー家具」に対する皆さんのイメージが変わると思います。

1、オーダー家具のメリット

オーダー家具のメリットとデメリット

なんといっても1番のメリットは「自分好みの家具が作れる」ことです。

オーダー家具にすることで、部屋のサイズや雰囲気、用途に合った好みの家具を作ることが可能です。

・色や形・素材など細部までこだわった家具にできる。

・部屋の色調やサイズに合わせたものが作れる。

・収納したいものに合わせたものが作れる。


「えっ?そんなことを言ってもCAD使えないから図面ができない」と声が聞こえそうですが、大丈夫です。


過去に取り扱った事例ですが、お客様がフリーハンドで自分のこだわり家具を描いた絵をお持ち込みになったことがありました。


六森は、製造メーカー直営店ですので、図面を起こす・製作する職人さんとレスポンスがよく、お客様の希望をダイレクトにお聞きして形にすることが可能です。六森の大きな強みです。


しかし、デザイン・樹種などの条件によっては全て叶えられるわけではありません。そのような時はお客様と可能な限りお話をさせていただき、ご希望の形が実現できるようにしています。


このようにしてお客様自身が考案された家具が試行錯誤を繰り返した後、形となってご自宅に納品されます。お客様からのお声として、

  • 自分だけのオリジナル、愛情も愛着もある。末永く大切に使っていきたい。
  • 使い心地が最高。
  • メーカー直営店なので比較的リーズナブルな価格で作れる。



お客様からは、「オーダー家具は高額だよね」「思ったのとは違う形にならない?」などの声が出る事も多々あります。


ですので六森ではお客様がご納得出来るまでお話をさせていただきご希望の形が実現できるようにしていきます。

 

2、オーダー家具のデメリット

オーダー家具のメリットとデメリット


オーダー家具だと満足感が違うというのは理解できる一方で、費用や納品などデメリットも気になります。

そこで、お客様にお伝えしているデメリットについてご説明します。


①納期について
②価格について
③無垢家具特有の個々の性質
④展示サンプルがない

①納期について

オーダー家具のデザインの考案から図面起こしが重要ですので、打合せに数回~数十時間を要します。ここが一番時間を要しますので、納期までが最短でも2ヶ月~3ヶ月かかります。

②価格について

オーダー家具は、同じ物が二つとないために価格も千差万別で、店頭で価格を即答することが難しい商品です。

その為お見積りを出させていただき、正確な価格を出すまでにお時間を頂戴いたします。

③無垢家具特有の個々の性質

無垢家具特有の木目や樹種の色など、二つと同じ物がありません。それは無垢家具を好きな方にはメリットですが、そうでない方にはデメリットにもなりえます。 

④展示サンプル品がない

実物品が無い為、高さ・奥行きなど細かいイメージを図面の上で想像していただかないといけません。お客様によっては苦手に感じる方もいらっしゃいます。

以上のデメリットもお客様にお伝えしながら、ご不明点を解決していきます。

ですのでお時間はいただきますが六森ではお客様がご納得出来るまでお話をさせていただきご希望の形が実現できるようにしていきます。

 

3、オーダー家具の価格について

オーダー家具のメリットとデメリット


オーダー家具のデメリットでも挙がっているように、やはり一番気になるのがその費用ではないでしょうか。

オーダーというと、いかにもお高いイメージがありますが素材を選んだり、セミオーダータイプにするなどで費用を抑えることが可能です。

よくお客様からオーダー家具はやはり高額ですよね。との声が多いのは本当です。

実際お見積り価格を確認してビックリするお客様やあきらめるお客様も少なからずいらっしゃいます。


もちろん量産型家具と比べると高額になる理由はあります。

ではオーダー家具の価格についてご説明いたしましょう。


①1つしか製作しない家具でも打合せ時間や図面の引き直しは量産型の家具と同じように時間が必要である。

②家具が出来上がるまでの製作時間や材料等で価格が決まってくる。


先日フルオーダー電話台を製作したいとのお客様がご相談に来られました。こだわりの電話台は2つと無いご希望満載の素敵な提案でした。

ご希望例としまして

  • W750×D400×H2000の電話台
  • 樹種は価格によって選びたい。でもウォールナット材のような濃い色目が希望
  • 上段は2枚可動棚で両開扉付、下段は引き出しと1枚可動棚で両開扉付
  • 電話は左置きなのでコード、コンセント穴をあけたい
  • 左側面はコンセントと家具の間に隙間が出来ないように置きたい

など、色々とこだわりが詰まった電話台でした。


その希望を基準にお見積りを6つのパターンでお出し致しました。

価格を比較的おさえる事が出来るALLブナ材の突板15万円
引出しや扉など見える部分はブナ材の無垢を使用18万
価格を比較的おさえる事が出来るALLクルミ材の突板18万5千
天板や引出しなど見える部分はクルミ材の無垢を使用 21万6千
価格を比較的おさえる事が出来るALLウォールナット材の突板 27万
天板や引出しなど見える部分はウォールナット材の無垢を使用 32万5千
※表示価格は税別 2019年当時の材価格
※ブナ材、クルミ材はウォールナット色のオイルで仕上げ。


打合せからの時間をいれると約2ヶ月半要しました。ブナ材、クルミ材、ウォールナット材の違いや無垢材、突板との違いを考えお客様は③番を選ばれました。


自分の考えた家具。2つと無い自分が使いやすい家具。それを考えると妥協はしたく無い!との決断でした。


実際量販店この大きさ使用の電話台でしたらまず見つけること自体が大変だと思われます。たとえ量販店で見つけても深さ、高さ、幅、コンセント位置もろもろ色々な細かい部分までさすが自分の思いとおりのは納得出来る家具は無いのではと思います。

六森ではオーダー家具が仕上がるまでの製作時間や価格。製造メーカー直営店の強みである、図面を起こす・製作する職人さんとレスポンスが良い為お客様の希望をダイレクトにお聞きして形にすることが出来きます。


ご希望の形が比較的リーズナブルで実現できるように一緒に考案していきます。

4、まとめ

オーダー家具は『自分好みの家具が作れる』ということが一番のメリットです。

ご家庭によってサイズや形、デザインが様々なので、一概にいくらという費用目安を出すことは難しいのですが、まずは気軽に相談してみましょう。

『こんなところに収納があったらな』等、ご希望をまずは書き出して相談してみてくださいね。


生活スタイルや使い勝手は人によって千差万別。


自分達の生活スタイルを家具に合わせるのではなく、家具を自分達の生活スタイルに合わせさせる。そんなイメージです。


だからこそ自分のライフスタイルや暮らしやすさを考えて、作り手とイメージを共有し生み出されるまでにはどうしても時間と手間がかかります。


六森ではそこに至るまでの経過や、やりとりも含めてお客様にとって素敵な時間になれば、と考えています。


そのようにして生み出された自分だけのオリジナル家具は、愛着がわき末永く大切に使っていきたい家具になること間違いなし。


とはいえ、オーダー家具に憧れはあるものの、納期や費用のことを考えるとちょっと・・という方も中にはおられるかと思います。


そんな時は部分的に希望を取り入れるセミオーダー等もあり選び方も千差万別。


フルオーダー、セミオーダーのお客様に共通するのは、希望の取り入れ方もオーダー制だということ。


こうしなくてはいけない、といった決まり事が無いのがオーダーの良さです。